散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

台湾土産でパスタを作る

仲の良い台湾の人から、台湾のお土産で
お茶菓子をいただいた。
「緑茶蕃茄」と書いてある。
蕃茄とはトマトのこと。
ミニトマトを緑茶に漬けて干した、
お茶請けのお菓子らしい。
「お茶請けによく食べるんです!
美味しいですよ」の言葉に期待する。

小袋を開けると、レーズンのような
チョコレートのような、濃厚で甘い香り。
緑茶はほとんど感じないが、
ほのかなほろ苦さが緑茶だろうか?
甘味が強くてレーズンに近い。
甘酸っぱくて、後味がほんのりほろ苦い
ドライトマトって感じ。

…う〜ん、確かに美味しい。けど、
あくまで好みの問題だけど
レーズンがそんなに好みではない
自分的には、おやつとしては
好き!って感じではない、かも?

ありがたいことに大袋でいただいたので
どうしたもんか…おつまみにするか?

と、ここでひらめいた。
これ、パスタの具なら美味しいんじゃ?
ドライトマトとして、トマトソースに
入れてみようかな!
ソースに甘みを足すと美味しいので
甘味料としての活躍に、期待。

緑茶の風味がついてるという事で、
ちょこっと和風のトマトソースにする。
トマト缶、シーチキンの他に
和風なので、大葉としらすを入れる。
味つけは醤油と、顆粒の昆布だし。
緑茶蕃茄の強い甘みが溶け込むように
ヘラで潰して、ソースによく和える。

ちょーっと甘さの強い香りかなぁと
思ったけど、味見するとそんな甘くない。
昆布だしの旨味が広がる。
これは美味しい予感がしてくる。

ソースをパスタに絡めて、実食。

…ソースは充分に美味しい!
が、刻んだ緑茶蕃茄は、トマトより
レーズン感が勝ってしまって、甘い。
とはいえトマトなのでそんな違和感はなく
小さく刻んだためか、アクセントといえば
聞こえはいいかも?
大葉との相性も悪くない。

個性的なイタリアンのお店の
気まぐれパスタで出てこなくもない感じ。
ま、十分「美味しい」圏内に入ったので
ヨシとしよう。
思いつきの割には、悪くなかった。

なんか具が豪勢なパスタになっちゃって
どちらかといえば緑茶蕃茄より
しらすが余分だった気がするくらいかな。

こうして台湾とジャパニーズ和風が
イタリアンに融合した、グローバルな
パスタをいただいた連休2日目。
ごちそうさまでした。