散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

春の真ん中

朝起きてすぐ、辛抱たまらん!と2時間後のヘッドスパの予約を入れた。
連日の疲れによる重い頭をどうにかしたくて。

勢いで予約しちゃった初めての美容室、希望通りの強いマッサージがゴリゴリと疲れを流してくれて、癒やしの時間だった。
「強めに押しますねw」と軽いノリで言った美容師さん、本当に指先が震えていたほど力を込めてくれて、本気でやってくれたのがありがたかった。
良い時間は、誰かの労働でできている。と最近はなんでも労働に絡めて考えがちになる。

今日は夕方からマッサージも予約しちゃったし、癒やしに満ちた休日を過ごせそう。
青空に気分もアガる。

トリートメントで髪も心も潤ったところで美容院を出ると、遠くに桜が見えた。
いい天気だし、いい気分だし、歩こう!という事で、見える桜は全部撮って帰ることにした。

桜が満開に咲いてから葉桜になるまでの間を「春の真ん中」だと思っているんだけど、まさに今日は春の真ん中だと思う。
日に日に光の量が増して、街中のどこからともなく生花の香りを感じるこの季節が、待ちわびるほど好き。

チラチラと舞う桜の花びらが、春の日差しによく映えている。
澄んだ青空と光がとても気持ちよかった。

葉が少し見えつつあるものの、たわわに咲いた桜はまだ見頃だと思う。
ちょうど今ぐらいが最後のピークかもしれなくて、この刹那的な見頃に立ち会えて良かった。植物の鑑賞はタイミングによって変わるのも良さの1つだと思っている。

舞い散る花びらも撮れたので嬉しい。

今週のお題「お花見」という事で
いつもより早く満開を迎えた桜、今年はお花見できなかったな…と惜しく思ってたけど、予想外に花見ができたので幸。
今年は早春に梅の花見もできたし春爛漫の桜も見れたので、初夏の葉桜とかも見られたらいい。季節の恵みを見て、撮るっていうのがささやかな趣味になりつつある。