散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

ポケモンブラックの所感

この9連休は予定通り普段しない所の掃除をして、いつもより料理もして、そしてブックオフで買ったポケモンのブラックとブラック2をひたすらやっていた。
ドット絵が大好きなもので、switchのバイオレットやアルセウスとは違ったDSのグラフィックや不便さを楽しんでいる。プラチナとアルファサファイアは前にやったけど、第5世代は初めて。
まだ2はクリアしてないんだけど結構楽しかったので、まずはブラックの所感を書く。
ストーリー諸々のネタバレ注意。

 

ブラックをクリアして一番の感想は
「主人公チェレンですか?」

主人公の幼馴染でもう一人の幼馴染・ベルと3人で旅を始めた彼、チェレン
「強くなって勝つことが全て」みたいな感じでちょっと冷めてたところから「強いってなんだよ!?」となり、リーグ前には「アデクさんや君に何かあったとき僕が助けられるようになる。そのために強くなる」と変わっていく様は、まさに主人公じゃんって感じで胸アツ。頑なな信念から悩み、成長する感じが少年漫画のよう。

あとはNの悲劇の物語なのかな?ゲーチスのアレは「実の息子を生まれた時から孤児にした」ってことか?と考えるとなかなかエグいなとは思う。言われてみれば髪の色とか似てるんだけど、同じ名を持つ≒血縁者?という事は最後まで気づかなかった。
そしてサザンドラに壊滅させられかけて焦った。

「基本的に主人公が喋ることはない」というゲームシステム上しょうがないんだけど、特に思想を口にすることもない主人公がなんでこんなに崇められたのかイマイチよくわからないまま終わった。他のシリーズもだいたい同じ感じだろうけど、今回は主人公の「選ばれた感」が特に強かったので、それに比例して違和感が強い。

悪の組織に共感する事もないんだけど、特に今回のプラズマ団には否定的な思いが強かった気がする。他のシリーズだと思想とか割とどうでもよかったのが(倒すだけだし)、今回はちょっと違ったというか。
ポケモンモンスターボールに入れて支配することから解放しよう」みたいな思想は、この「ポケットモンスター」というゲームシステムそのものの否定になりかねないので踏み込んじゃいけないだろうというか、踏み込むからにはそれなりに深く納得する答えを用意してほしいなと思っていたんだけど、そこを曖昧にしたまま「ラスボスが一番悪い人でした」で終わるのはなんだかなーという印象がある。

あと一度エンディングを見るまでは第5世代のポケモンしか出ないという縛りもなかなかキツくて、ビジュアル重視の割に第5世代のデザインが好みじゃない身としてはパーティをどうするか真剣に悩んだ。

結局リーグを迎えたのはドリュウズムーランドシャンデラシンボラーコバルオンヒヤッキー(秘伝要因)で、ラストはヒヤッキーoutのレシラムinでエンディングを迎えた。
この世代だとシャンデラドリュウズハーデリアが好き。最初は「ないわ」と思ってたシンボラーもふよふよ飛んでる様が可愛い。
御三家はビジュアルでツタージャにしたんだけど最終進化後あたりでボックス組になっちゃった。

あとはサウンドもこの世代はあまり好みに刺さらなくて、ホドモエシティのBGMとかは好きなんだけどプラチナやアルファサファイアみたいにエモくてぶっ刺さったりはしなかったなーという印象。

面白かったのがエンディング後にいきなり跳ね上がるレベルで、リーグは四天王〜ラスボスまで40台後半〜50台半ばだったのでこちらも50台半ばくらいで勝利したのが、エンディング後にいきなり野生も凡トレーナーもレベル60超えてて焦った。こういう歯ごたえあるのは嫌いじゃない。が、結構ビックリする。

本当はもう一度リーグに赴きチャンピオンを倒してこそクリアなんだろうけど、レベル差もあってそこまでの熱意はなかったので、新しい街や街道を制覇して七賢人をすべて警察に引き渡し、プラチナで好きだったシロナとの勝負に勝ったところでこの作品をクリアとした。
シロナとのレベル差は10以上あったけど、捕まえてすぐ余ってた不思議なアメを3つ4つ口に放り込んだだけのキュレムでゴリ押ししたというお粗末な勝利で終わる。

こうしてブラックを終えたので早々とブラック2を全力でエンジョイしている。出てくるポケモンが増えたのでめっちゃ楽しい。リオル好きなので(ルカリオよりリオルが好き)、最序盤で「リオル!!!」となった。

このGWに2も終わらせるつもりだったけど終わらなかった。旅パの性別・性格・特性・個性を厳選するというイカれた進め方をしているので5月にも終わらないかもしれない。連休も終わらないでくれ。