散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

本日のランチ:タコライス

日記。
いつもはアラームをかけなくても朝のうちに起きるのに、今日は目が醒めたらお昼になっていてビックリした。
食材の買い置きも最低限だし作る気力もないので、今日のランチはデリバリー。
近所の個人でやっているカフェのタコライスを頼んだ。

タコライスは割と簡単に作れる部類だと思うが、自分で作るとどうしても色々なスパイスを入れたくなってしまって個性強めのスパイシー過ぎるタコライスになりがちなので、シンプルかつ肉の味が強くトマトやレタスも絶妙なザ・タコライスの美味しさがしっくりと胸に落ちる。

中旬に新型コロナに罹ってしまって、熱はすっかり平熱をキープして喉の痛みもないものの、鼻の不調が今でもしつこく残っている。
が、心配していた味覚の減退はほぼすっかり治っていて、タコライスの肉やチーズや刻んだトマトの味わいだけでなく、和食の出汁の風味なんかもしっかり美味しく感じるので本当に良かった。タコライスにかけたタバスコの辛味や味わいもバッチリと感じる。

おそらくだけど、今の症状はコロナというより副鼻腔炎では?という気がしていて(診断されたことはないがネットで見た症状に当て嵌まる)、市販の器具で鼻うがいや点鼻薬などを試しているが、まぁまぁ効いている気がする。
とはいえなかなか改善しないので、もう少し様子を見たら耳鼻科に行きたい。

15日の月曜に診断されてその週の日曜には外出しても良いと言われていたんだけど、症状がゼロにならない以上自分が感染源になりそうな気がして、あれから外出をしていない。

仕事は本当にありがたいことに、熱も下がった辺りで出社しようとしたが部署の人が出社対応の代務を申し出てくれて上司も快く在宅勤務を了承してくれたので、ずっと在宅勤務でやっていた。
もしかしたら出社されて移ってほしくない、という本音が底にはあったのかもしれないが、仮にそうだとしても表に出さず、快く代務を申し出てくれたり体調を気遣ってくれるのはありがたかった。

今日までの週はほぼ平熱だったが体は疲れを感じやすくて、普段はなんてことない業務が憂鬱になるくらいだったので、マストな仕事が終わったら時間帯年休を使わせてもらったりして過ごした。有休が一時間単位で使えるって本当にありがたい。

今回コロナに罹る前まで、この会社に転職してからは風邪を引いていなかった事もあり割とフォローに回る事が多くて、日頃から「支える側」な役に対して内心「損な役回りだな」とよろしくない感情を抱いたりしていた。

が、今回こういう立場になってみて周りにフォローしてもらったり心配の声をかけてもらったりして、弱った身としてはそれが本当に「支えられている」と感じて沁みた。
普段は机に置いておくだけの書類を他の部署の人(そこまで仲良くはない)がPDFで送ってくれて「お大事に」と添えてくれたり、仲の良い人の「体調どう?」なメールや普段どおりのちょっとふざけたメールがいつもよりずっと沁みて、時によっては泣きそうなくらいだった。在宅勤務で良かった。

コロナに罹って良かった、とは思っていないが、たまには体調を崩す体験というのも貴重な経験ではあるな、と割と本気で思っている。
日頃の仕事に少しだけ、謙虚な気持ちを取り戻せているといいと思う。

熱が下がってからも疲れやすいだけでなく気落ちすることが多くて、「これがコロナ後遺症か?」と思うと余計に気持ちが落ち込んだりした。
スコーンとメンタルが落ちる日もあって「コロナ鬱では?」と更に陰鬱になる日もあったが、「そういえば食事にタンパク質が足りてないかも」とプロテインを飲み始めたら、そのおかげかはわからないがここ数日は気分が上向きに安定している。
「タンパク質はメンタルに効く」という信仰心(?)があるので、こういう時の思い込みの強さが意外と役立っていたら面白い。

今日昼まで寝ていたのも体が回復に向かって調整している事だったらいい。
先週ほど仕事が憂鬱でないので、明日から普通に仕事ができたら嬉しい。
一応遅滞なくできたしミスってた報告も聞いていないので、心配していた所謂「ブレインフォグ」もなかったと信じてる。
気づいたら今週は早くも修羅の月末月初に入るので、本調子を取り戻さねば。


日記といいつつコロナの話ばかりになってしまったけど、個人的に割とレアな体験だと思っているのでここぞとばかりに書いておく。一生のうち罹るのがこれだけである事を願いながら、これから夕飯を作る。