この三連休をプチ夏休みと思って過ごした。金曜日、自分のスキルと工夫によって上司が正当に納得した上で業務の進行について望みが叶ったので、5月くらいから地味にのしかかっていたタスクがやっとの事で一段落しそうな見通しがついた。
この連休は仕事をしないぞ!と本来はしちゃいけないことをしないなんていう謎の決意を胸に、趣味の創作活動と平日にできなかった料理に気力を全振りして過ごした。
いつものネットスーパーは季節の野菜の取り扱いにバラツキがあるんだけど、先日の日記で『ゴーヤチャンプルーを作りたい』と書いたらどーーーしてもゴーヤチャンプルーを食べたくなったので、普段はあまり使わないネットスーパーでゴーヤを2本買い、ついでにズッキーニやセロリも買って夏野菜のラタトゥイユも作ることにした。
セロリはラタトゥイユよりミネストローネでは?という気がしなくもないが何も気にしない。食べたい野菜を、食べたいだけ鍋に入れてトマトで煮ればいいのである。なんて都合のいい言い訳をして、普段は入れないシーチキンも入れてみる。タンパク質の補給。とりあえずナスとズッキーニとピーマンがゴロリと入っていれば立派なラタトゥイユだと思っている。今回は贅沢に種抜きのブラックオリーブも入れてみたのは、プチ夏休みのお祝いだから。
昨日作って昨日の夜に食べたラタトゥイユの残りを、一晩寝かせて本日のランチのパスタにしてみる。一晩寝かせたおかげかゴロゴロの野菜にしみしみに味が染み込んでいでそれはそれは美味しい。ブラックオリーブもパスタに相性抜群で美味しいんだけど、調子に乗ってタバスコを振りかけたらラタトゥイユの美味が負けてしまった。けど美味しいから気にしない。
ラタトゥイユのパスタに満足してアイスコーヒーを飲んで小説もどきを書いたところで、待望のゴーヤチャンプルー作りに取り掛かったのがさっきの事。
久しぶりに開けたスパム缶をごま油で炒め、厚揚げを加え、そこに2本も買ったゴーヤを加える。厚切りにしたスパムと同じくらい厚切りにしたゴーヤは塩揉みも水に晒したりもしない、ただしっかりと油を使って炒める。それだけで私好みのほろ苦さになるのが嬉しい。
鮮やかな濃い緑色からよく火の通った茶味がかった緑色になると、私好みの美味しいサイン。そんな思い込みで味見をするとやっぱり私好みの苦さで嬉しくなった。
ジューシーにしたくてノンオイルのシーチキンと出汁を加えた溶き卵も投入して、よーく炒める頃には汗も流れて、「あぁ夏だなぁ」なんて思う。
夏も料理したいけど、しんどいのよね。と思いながら出来上がりを味見すると、ほろ苦ジューシーな夏の栄養が味見だけで元気にしてくれた。『ジューシーな厚切りスパムポームと同じく厚切りのゴーヤのほろ苦さを口いっぱいに頬張りたい』と日記に書いた願望が、米さえ炊ければ叶うのが非常に嬉しい。無事に美味しく出来上がった喜びの勢いで今この日記をだーーっと書いている。
夏だ!ゴーヤだ!チャンプルだ!という謎のテンションで、今日はこのまま三連休を〆たい。そういえば夏だし、缶ビールでも飲んじゃおっかな。