散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

すね肉を煮込んで過ごす3連休

なんか川柳みたいになってしまった。

牛すね肉を、これでもかと煮込む夢を見た。
それからずっと食べたくなってたので
連休はすね肉をひたすら煮込むことにした。
台風きてるって言うし、ちょうどいいね。
作るのはビーフシチュー。

1日目、
お肉を常温に戻し、塩コショウで焼く。
焼いたら水で、ひたすら茹でる。
この茹でる工程が一番好き。
最初は水だけで茹でて、ある程度アクが
取れたら下茹での第二段階。
次はネギ生姜と日本酒で煮て、臭みを取る。

更にその後で、赤ワインで煮る。
あとはそこにコンソメを入れて、
粗熱がとれたら鍋ごと冷蔵庫で一晩。
水→日本酒→ワインと三段階で煮たお肉が
どれだけ柔らかくなってるだろう、と
楽しみにしながら次の日を待つ。

お肉はもう、シーチキンか!?ってくらい
繊維が柔らかくほぐれるのが好きなので
ゆっくりじっくり煮込むのが本当に楽しい。
ちなみにチャーシューを煮るのも好きで
大型連休はよく塊肉で作っている。
(ほろほろの塊肉のチャーシューを
ラーメンに乗せて食べるのがまた、至福!)

2日目、
冷蔵庫の鍋を取り出して火にかけ
煮込みを続けながら、シチューの具を作る。
具はシンプルに、玉ねぎとセロリだけ。
飴色の玉ねぎとセロリをお肉の鍋に入れて
デミグラスソースを入れて煮込んだら、完成!
照りのあるブラウンシチューが美しい。
バターライスとサラダと共に、いただきます。

では、いよいよ…
煮込みに煮込んだ塊のお肉を噛みしめる。

…いや、噛む必要は全くなかった。
これが!!舌でほどけるってやつ!!
おいしい〜〜〜〜〜〜〜!!

ほぐれた肉の繊維はさすがに歯が要るので
噛みしめると、旨味の上澄みみたいな
上品で濃い旨味がいっぱいに広がる。

ちなみに最初にお肉をワインに漬け込む
やり方もあったけど、今回の煮てから一晩
寝かせる方法でも充分に美味しかった。
煮詰めたワインと寝かせたことで、
ちょうどいい味になったと思う。

1日目は4時間半くらい、
2日目は3時間くらい煮込んだけど、
どんなに時間かけて作っても
食べるのは一瞬なのよね…というのは
どの料理でもあるあるだよね。

でも今回は1キロ近くのお肉で作ったので
まだまだご馳走が続くのが嬉しい。

3日目の今日、
さらに1時間くらい煮込んで
更に柔らかく味の染みたお肉を想像し
残りのビーフシチューを堪能してもいいし、
カレースパイスを炒めて加えたら
極上のビーフカレーよね…という
贅沢すぎる迷いの気持ちがある。

作っても食べても幸せな気持ちになった。
ごちそうさまでした。

 

こうして家から出ない3連休を満喫した。
台湾のお菓子でパスタも作ったしね。

ha49re.hatenablog.com

 

牛すね肉を1キロ近く買っちゃった分
まぁまぁいいお値段しちゃったけど、
でもいいんだ。
結婚記念日だからね。