散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

ゆるっと学ぶ経営理論

昨日に引き続きゆるい休日。
今日読んだのは

『経営理論をガチであてはめてみたら
自分のちょっとした努力って
間違ってなかった』
(著:さわぐちけいすけ/入山 章栄)

という漫画。日経BPサイトに詳細あり↓

bookplus.nikkei.com

「漫画でわかる経営理論」って感じの本。
基礎というか入門だと思うけど。

この作品、日経WOMANで連載されて
いたのを書籍化したもので
連載で読んだ時から好きで楽しみだった。
実は「漫画でわかるxx」みたいな本が
あまり好きではないんだけど、
この漫画はすごく好き。

登場人物が仕事でグダグダするのを
「わーかーるー」とか共感してると
実はそれが経営理論に繋がっていて
経営理論について初心者の自分でも
理論の知識が学べるといった感じ。
まったく堅くなくて気楽に読める。
アイス食べながら読んじゃったし。

本書の冒頭で
「とにかく気楽に、4人のグダグダ話を
追いかけてみてください」とある通り、
主要人物の4人の働く女性たちは
・返信メールに「は?」とか言ったり
・不満で口がヘの字になったり
・ミスしてうじうじしたり
・リーダーがうまくいかなくて泣いたり
…と、グダグダが結構リアル。
キラキラしてないお仕事漫画って感じ。
でも、それらが全て間違ってるかといえば
そうではなかったり、そこから経営理論の
・感情のコミュニケーションの理論 とか
心理的安全性 とか
・知の探索 とか
・オーセンティック・リーダーシップ
みたいな事を学んだりする。

逆にタイトルにある通り
"ちょっとした努力"もちゃんとしていて
それが報われて周りが助かったり
褒められる様を見るのも良い。
働くって悲喜こもごもだとつくづく思う。

印象的だったのは、上記の
"オーセンティック・リーダーシップ"と
"心理的安全性" の話で、
オーセンティック・リーダーシップ とは
ざっくり言うと"できない・わからない"を
強がらず素直にさらけ出すことで
部下に信頼されるリーダー像 のことで
心理的安全性とは
否定や非難をされる不安を抱くことなく
誰もが安心して発言できる状態のこと。

これ、私の上司がおそらく目指している
ことなんだろうなぁと密かに思っている。
前者に関しては正直なところ
「もー頼りないなー
もっとしっかり勉強してよー
管理職手当もらってるんでしょー」とか
思っちゃってたりするんだけど、
後者の心理的安全性の確保に関しては
すごく仕事がやりやすくて感謝している。
生意気な部下で申し訳ない。

心理的安全性については他の媒体でも
よく言われているなぁという印象で、
前に読んだ書籍でも重要視されていた。
↓で読んだ本ではその落とし穴なんかも
失敗談を踏まえて解説されていたので
こちらも読んでよかった。

ha49re.hatenablog.com

 

あと、仕事の失敗を必要以上に悲観せず
冷静に分析して認知の幅を広げるために
「失敗したときこそお祝いを」というのを
本書では推奨されているので、
やらかして凹んだ時は
美味しいものでも食べようと思う。

…「ゆるっと学ぶ」とか書いた割に
ちゃんと学べてるのか?って気もするけど
ふわっと知ってた知識が少し固まったり
新しい理解を得られたりしたので
アイス食べながら読んだにしては
有意義だったと思う。
「経営理論」って堅めな言葉に
苦手意識のある人にもオススメの一冊。

 

昨日は日経WOMANの別冊を読んだりして
癒やされたし、いい休日を過ごせたかも。
明日からまた忙しくなるので、
「失敗したときこそお祝いを」精神で
乗り切ろうと思う。

 

↓昨日読んだもの
ha49re.hatenablog.com