散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

本日のランチ:麻婆茄子

有休だけどいつも通りに起きて、朝から夕飯を作った。
今日はゴーヤと茄子とズッキーニでカレーにするんだ!と意気込んだ朝、キッチンで目にしたのは中身が破裂してそれはもうグロテスクに変貌したゴーヤだった。

なぜか私はゴーヤは常温保存と思い込んでいて(それ自体は間違いではないらしいが)、この暑さで熟しすぎたらしい。アボカドは冷蔵だと良くないという記憶と混ざったのか、よく調べもせず冷蔵庫はダメだと思い込んでいた。完全にミス。

ごめん…ごめんね、と謝りつつ、茄子とズッキーニのカレーもいいが飴色玉ねぎを炒める気力はなくなってしまったので、麻婆茄子にすることにした。期限ギリ前のモヤシと卵もあるので、ナムルとスープも作ることにする。

気を取り直して長ねぎ生姜ニンニクと挽肉を炒める。なぜか椎名林檎を聴きたくなったので口ずさみながらズッキーニと茄子も切る。
炒めながら挽肉に味をつける時に黒糖を入れすぎてしまって、「しまった、これはマズイのでは?」と思った。寝ボケ半分でいつもより適当にやってたけど、マズイ料理は悲しい休日になる。

黒糖・鶏ガラスープの素・味噌・酒に胡椒とこれでもかと花椒を入れて味見をすると、入れすぎた黒糖も意外と悪くなくて安心した。花椒の後ひく辛さに、適度に甘みが乗っかっている感じ。よくお菓子作りで「こんなに砂糖を入れるなんて!」というのがあるけど、料理でも同じ事を思う。

鍋肌で豆板醤を熱し、野菜と炒めて水溶き片栗粉で煮詰めたらズッキーニ入りの麻婆茄子が完成。
麻婆の素も買い置きしてたけど、今日は素がなくてもいい感じ。
たまに適当すぎて大事故を起こすので、そういう時に助けてもらおう。

夕飯だがたくさん作ったのでお昼にも食べる。これでもかと入れた花椒がガツンと効いて好きな味。やっぱりこの時期は香辛料が美味しい。どうでもいいけど東アジア料理の時はスパイスでなく香辛料と言いたくなる。


午前のうちに夕飯ができたので後は存分にゆっくりできるのは嬉しい。が、夏野菜のカレーに変身するはずだったゴーヤには申し訳ないことをした。本当にごめんね。合掌。