散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

衝撃のランチ

美味しすぎて衝撃を受けた、今日のランチ。

会社近くの中華のお店で、メニューは「海の幸と野菜の白湯麺」みたいな名前だったかな。
なんか今日寒いし、温かい麺類がいいかな…くらいの軽い気持ちで頼んだ。
これが大当たりもいいとこで、いつも通りの昼食のハズだったのに幸せな時間を過ごしてしまった。

運ばれてきてまず衝撃。めちゃめちゃいい匂い。
白湯と海老の香るホワンとした湯気がもう、「美味しいよ!」と全力で主張していた。
野菜の色が溶け込んだのか、白湯にしては黄味がかって色が濃い。
そしてどっさりの海老・あさり・ホタテと野菜が油でキラキラしていて、一目で「アタリだ」と直感した。

そして一口。
アツアツの滋味深いスープが胃を流れてくる。
旨味がギュッと濃縮された湯で胃が熱くなる感覚に、言いようのない至福を感じた。
ものすごく美味しい。

海老やホタテを口に運びながら「海の幸や山の幸に『幸』の字を使うのは、美味しい事が幸せだからだろうか」みたいな事が浮かぶ。
そしてずっと「食べ終わりたくない」と思いながら箸が止まらなくて、ものすごく美味しいものを食べた時に沸き起こる心情として「食べ終わりたくない」というのがあることを、身をもって知った。

次は麺をいただこうか、スープをいただこうか、具はどれにしようか。贅沢な悩みは最後まで尽きなくて、気づいたらスープを一滴も残さず飲んでしまった。
お腹はパンパンだし過剰な塩分を摂ってしまった。
が、同じくらい幸福感も得たのでヨシ。

今日の占いに「強烈な出会いを引き寄せる日」とあったんだけど、まさにこれこそが強烈な出会いだったと思ってる。
午後の仕事をしながらも、ずっと頭から離れなかった。

惜しむらくは日替わりメニューなので一期一会なこと。
また会いたい。あゝ美味しかった。