散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

2024年 元旦の陽光と

2024年 1月1日 午前6時。「己に打ち克つ!」と布団から出た。

カウントダウンで新年を迎え、酒が美味しく染み渡った体は「もう少し寝ていたい」と主張したけど、元旦は近所の河川敷で初日の出を見に行くことにしているので「起きるぞ!」と自律心が勝った。

「己に打ち克った!」と新年早々ホクホクと気持ちが満たされる。
満足しながら気分よく歩く夜明け前の道は、意外な程に明るくて空が白い。
視界に人が映らない静かな歩道も、たまに見える人影は皆同じ河川敷の方向に向かうのが面白い。
多分だけど、この時期/この時間帯だけの光景じゃないかと思う。

正式にコロナ禍が明けて初めての元旦だからか、前より河川敷も賑やかに感じる。
天気も良くて、無事に初日の出を拝むことができた。

眩しい光の粒が線になって、徐々に太陽の形に近づく様はいつ見ても綺麗。
完全な球体となった太陽の陽光を目に焼き付けて、清々しい気持ちで河川敷を後にした。

帰ってからは前日に仕込んだお雑煮を食べる。
早起きして初日の出→朝のうちにお雑煮、と朝早くから元旦を過ごせた満足感で一層美味しく感じた。

 

それからはもう、好きにダラダラと過ごしていたわけだけど、「好きなことをしてダラダラ過ごすぞ!」と決意したら去年から書き始めた小説(とも呼べない書き物)を書くのが楽しくて、ずっと書き物ばかりしていた。

お節やお正月のご馳走はちょこちょこ摘まむものの、正月休みのためにあれだけ用意したビールもワインも日本酒も焼酎もほとんど手を付けず、夜ふかしもせず割と規則正しく過ごした事が自分でもちょっと意外に思う。もったいない気もするけど、酒浸りになるよりは健康的でいいか。

昼過ぎに起きて酒浸りでダラダラする寝正月もそれはそれで幸なので、それはまたいつかのお正月に取っておく。

 

今年もこのブログで日記なり感想なり好きなことを書いていくつもりだけど、前と変わらず「自分が読み返して面白いか」をモットーに、書きたい時に楽しく書けたらいい。

↓これは元旦の初日の出。良い年になりますように。