「新幹線グランクラスで北海道に行く」という人生のささやかな夢が叶わなかった日記を書いてから、早くも2週間以上が経ってしまった。
同行者である家族の体調不良でキャンセルをしたこの話は、薄々と「そのうち私にも移るだろうな…」と予感させるものであって、その予感はあっさり当たり私も体調を崩した。
幸い症状は軽くて家に籠もりながら趣味の小説創作が捗ったので、気分は思いの外悪くなかった。インドア好きな体質で良かったかもしれない。
今週のお題「ちょっとした夢」ということで、この「新幹線グランクラスで北海道に行く」という夢はお金と時間を調整すれば叶えられる(ただし金額は手の届きにくい高みにある)まさに「ちょっとした夢」だったんだけど、いざ諸々調整して予約を実現し夢が叶うぞ…!というところで、出発当日に発熱によるキャンセルという「掴み取った手からすり抜けて叶わなかった夢」となったのがまさに「夢」って感じで面白い。
でもささやかな夢としては「夜行列車に乗る」という夢が去年叶ったりしたので、叶ったり叶わなかったりが「夢」なんだろうなと思う。
体調を崩していた9月も早くも終わろうとしていて、日記を書けていないうちに酷暑に涼しい時間帯が点在するようになり始めて、ここ最近は「涼しい」を通り越して「肌寒い」と感じる時間もあったりしてすっかり秋が来てしまった。
秋が来たので、私の味覚も変わる。夏には暑苦しかった煮物や具沢山の味噌汁が美味しそうに感じてきて、最近はごぼうときのこがゴロゴロに入った味噌汁を連続で作ったりした。洋食だとシチューのブラウンがやたらと美味しそうに見える。9月に入りたての時はまだまだ旬だった「夏野菜」も気づけば卒業し、また来年にたくさんお世話になるんだろうと思う。
こうして「秋が来たなあ」と思っているうちに風が吹くように一瞬で冬が来て、週に何度も鍋料理に助けられる季節がやってくる。8月が終わってすぐにクリスマスケーキの宣伝が始まることに今年も違和感があったけど、肌寒い日が増えるにつれてその違和感もだんだんと馴染んできて、そのうちきっと「予約しないと」なんて思い始める。
今週から10月が始まると毎日のようにハロウィンカラーが目に入って、31日が終わるとクリスマスカラーが最盛期を迎える。その頃には私の繁忙期が始まることをこうして書きながら思い出した。
秋が来たので、動物が落ち葉の隙間から食べ物を探すように私も近々の楽しいことを見つけて冬に備えなければならない。こうしてとりとめのない日記に書き残しておく。
叶わなかった夢を果たす場所、北海道はこれから寒くなって自分の繁忙期もやってくるので、次に夢に挑戦するのは早くても来年になるような気がする。
できれば来年「秋が来たので」と日記に書くよりも先に、夢が叶ってくれたら嬉しい。