散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

ノリと勢いで学ぶ『ビジネス実務法務検定試験』

ある日突然、
ビジネス実務法務検定という
資格が気になりはじめる。
「法務部門に限らず営業、販売、
総務、人事などあらゆる職種で
必要とされる法律知識が習得
できます」とのことらしい。
(東京商工会議所サイトより)

実務に必要ではなく、完全に趣味。

ここ数年はまったく資格勉強など
していなかったんだけど、
簿記、FP、MOS…と続いていた
数年前の資格マイブームが、
なぜかいきなり再熱。

なんでビジ法なのか自分でも
よくわからないけれど、微妙に堅くて
そこまで難しくなさそうな資格が
自己啓発として好きなんだと思う。
ちなみに自分は法学部出身でなく
法律ド初心者。

で、趣味なのでノリでいいか、と
3級のテキストと問題集をポチり
さっそく届いたテキストを読んでみた。

 

 

楽しい〜〜〜!!!

 

 

久々の学ぶ感覚って本当に楽しい。
Twitterでも誰かが言っていたけど
大抵の資格勉強は3級が一番楽しい。

3級って初歩も初歩だから、
「そもそも契約ってなーに?」みたいな
やさしい解説は頭にしみ込みやすいし、
0の知識を1にするような、0.5の知識が
2に上がるような刺激は、やっぱり良い。

ビジ法3級で面白いと思ったのは
民法の「事務管理」ってやつ。

 

事務管理(法律)【じむかんり】

法律上の義務のない者が他人の事務を管理する行為(民法697条以下)。債権発生の原因のひとつ。隣人の留守中に集金人に立て替えて支払う場合など。管理者は本人へ通知すべき義務,管理を継続すべき義務などを負い,本人は管理者の支出した費用を償還しなければならない。

出典:株式会社平凡社/百科事典マイペディア

 

要は、頼まれもしない
「おせっかい」に関する費用は
おせっかいされた側が支払うべき、と。

たとえば
自分が海外旅行で長期留守中に
台風が直撃しちゃって
家の窓が割れちゃったとして、
お隣さんが勝手に家に入って
窓を修理してくれた場合、
お隣さんは修理代金の実費を
自分に請求できる、と。

…「おせっかい」が嫌いな自分は
いや、自己責任で自分でやるから
放っといてくれ…と
ついつい思ってしまった。
(上はあくまで例だけど)

勝手に入るのも本来は不法侵入だけど
こういう場合は不法にならなくて
プライバシー全晒だし、
仮にお隣さんがぼったくり業者に頼んで
相場の数倍(50万とか)かかっても
全部こっち持ちなのか…と
ビミョーに腑に落ちなかった。

でも、ネットで他の例を調べると
例えば台風じゃなくて火事だったら?
それはものすごく有難いことだし
消火してくれたせいでお隣さんが
火傷でも負ったら、そりゃ治療費は
とーぜん全額負担するよな…とか、
自分が外を歩いてて、前を走る
自転車がよろけたのを支えた拍子に
足を捻挫したら?
そりゃそのおかげで相手がケガを
しなかったなら、自分の病院費用は
払って欲しいよな…とか、
まぁ考えてみたら当然のことかと
思い直した。
(ちなみに完全に相手のためだけでなく
自分の利益(自分の家に延焼するのを
防ぎたいとか)を守る意思を含んでいても
良いらしい)

こういう、自分におきかえて
考えるのって楽しいし、頭に入る。

とりあえず長期留守にするときは
窓ガラスくらいなら放置してもらうよう
事前に頼んでおくか?いや、泥棒が
入るとかで、お隣さんに迷惑かかったら
嫌だしな…とか、無駄なことも考える。

…なんで「長期留守中の窓ガラス」に
こんなに引っかかったのか、自分でもナゾ。

 

とりあえずテキストは数時間で
読了できたので、あとは問題集を
ぐるぐる回して覚えていく感じかな。

過去問で結構いい成績とれたら2級の
勉強もしようかな…と画策。

楽しかった夏が終わりはじめていて
無性に寂しくてしょうがなかったんだけど
勉強でそれを埋められたらいいと思う。