散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

勝手にサンキューウィーク

年に一度の繁忙業務の中でも、人との関わりが多い週が来た。
依頼を投げる方も受ける方もピリピリしがちなこの時期、今年は勝手に「サンキューウィーク」と名付けて、いつもより感謝を伝えまくることにした。
3月9日を含む週をサンキューウィークと言うらしいけど、それとは関係なく私がサンキューを伝えまくるだけの週。
金曜の夜にした依頼を月曜の朝イチで対応してくれた部署を始め、対応してくれた人への返信にはいつもの1.5倍くらい丁寧に感謝の文を添えてみた。

自己満足に過ぎないんだけど、やっぱり感謝の気持ちを乗せるだけで自分が安定する実感があって、余裕が生まれる事でスムーズに回るって絶対あると思う。
あとこういうやり取りで仲良くなる人もいるので、テキストだけのコミュニケーションって侮れなくて個人的にめちゃくちゃ重視している。

期日を守って返ってくるのは当たり前ではあるんだけど、その当たり前にはきっと苦労や面倒が含まれてるよね。と思うと安易に「これが当然」と思ってはいけないというか、管理側の無意識の驕りみたいになるのは自制しないといけない気がする。

と綺麗な事を書いておきながら売り言葉を買って喧嘩になりそうになったり締切に間に合わない部分もありつつ、なんとか多くの部署や取引先とのやり取りが一段落した昨日、金曜の最後に来たメールに「色々教えてもらってありがとうございました」と書いてあったので、ほんのり嬉しい気持ちで私のサンキューウィークは終わった。

今日は(本当はよろしくない事だけど)家で仕事をして一段落ついたので、来週からの別の繁忙にうまく繋げられるといい。

この業務は年末調整ではないけれど、この時期に年末調整を担当してる同僚もいつも大変だなと思っていて、依頼して提出を見て催促して内容を見て…って管理側の苦悩がとてもよくわかるので、自分もうっかりやらかしてないかいつもヒヤヒヤしている。

どうでもいいけど休日に仕事すると終わった時に「あとは自由時間なの?やったー!」という解放感がすごい。いつもの休日は100%自由時間の筈なのに、それよりも余暇の満足感が濃い気がする。
今日は鰆を塩焼きにして、明日は煮込みハンバーグを作る。ただ料理をするだけが、こんなに嬉しいとは。

そういえば来週の祝日は「勤労感謝の日」だという事に気づいた。来週もバタバタと磨り減る事が確実ながら、相手の勤労を感謝するサンキューウィークが続けばいい。