散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

お正月のダラダラ

早起きして初日の出を拝み、初詣に参拝し
清々しい元旦を過ごした後は
存分にダラダラとお正月を過ごした。
食べて寝てテレビ見るだけの日記。

 

元旦、初詣から帰るとまだ朝の8時台で
お雑煮とおせちを食べる。
実は我が家はおせちが好きじゃなくて
かまぼこ以外今まで買わなかったんだけど
今年はなんか無性に私が食べたくなって
黒豆・栗きんとん・昆布巻のセットを
買ってみた。日本酒に合うかと思って。

日本酒はお正月だけ買ってるんだけど
最近はお気に入りの銘柄があって
毎年これにしている。↓
大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴

shop.kamotsuru.jp

オバマ元大統領が来日の際に飲んだという
この日本酒、飲みやすさと金箔入りという
お正月っぽさが気に入っていて
今年もおせちをちまちま摘みながら
スルスルと飲んでいた。
おせちの甘さと日本酒が、合う合う。

で、元日の午前中にソファーで寝落ち。
最高すぎる。

 

お雑煮は、実家の味に自己流を加えた
適当なもの。
生姜を加えた鶏団子に、飾り切りの人参、
焼きネギ、大根、しいたけに
かまぼこと三つ葉を添えたすまし風。
そこに、ごま油でカリカリに焼いたお餅。
実家で母が作っていた
ごま油でカリカリに焼いたお餅が大好きで
実家を出た今でもそれを引き継いで
お雑煮に入れている。
カロリーと幸せが詰まってる味。

その後もふるさと納税で頂いた
ローストビーフ
お取り寄せした蟹という、
贅を尽くしたごちそうを食べまくり
日本酒、ビール、ワインと飲みまくる。
悪酔いや二日酔いしなくて良かった…。

例年は他にも
お煮しめ(というか普通の筑前煮)や
生まれた地域の郷土料理なんかを
作ったりもしたけど、今年は家人の
「もう少し楽してもいいんじゃない?」と
いうありがたすぎる言葉に甘えて
お取り寄せメインで楽しんだ。
ありがとうね。

 

2日と3日は、箱根駅伝を見つつ
お昼ご飯のラーメンを作る。
毎年この日は箱根駅伝で母校を応援しつつ
自分の生まれた土地のラーメンに
自家製チャーシューと味玉を乗せて
食べるのが、私のもう一つのおせちだ。

今年のチャーシューも、トロットロの
プルップルながら赤身は長時間の加熱に
よりギュッと旨味が濃縮されていて
赤身の歯ごたえとトロける脂のバランスが
とても美味しくできたと思う。自画自賛
脂身が苦手なのにバラ肉しかなかったけど
5時間下茹でして1時間煮て1日寝かせる
という、ひたすら下茹でするやり方に
したら正解だったみたい。
味玉は少し味が濃すぎちゃった。

生まれた土地から取り寄せたラーメンを
食べながら母校を応援するという、
なんだか自分のルーツを味わう不思議な
お正月を、今年も過ごした。

今年の箱根駅伝は、今までで一番
胸が熱くなったかもしれない。
安定した走りを見せてくれながらも
このまま怪我をしないか、追い抜かれたり
しないだろうかと気が気じゃなかった。
今までで一番胸が熱くも、潰れそうな
不安に襲われたりもしたし
"安定"という事が、いかに難しいか
なんかそんな事を考えたりしていた。
結果は本当におめでとう!な一方で
少しだけ残念でもあって
でもその残念な思いは、ここ数年では
考えられない贅沢な悩みでもあった。
シード権に至らない大学や最下位に近い
大学も、母校が同じ経験を味わったので
他人事とは思えなかった。
年々、母校だけでなく
各校の選手に肩入れしがちになる。
とはいえ、ここ数年来の快挙なので
祝い酒とか言って昼間からビールを飲み
そのままダラダラと3日目を終える。

私の会社は今日まで正月休みなので
ありがたくも憂鬱に襲われながら
(こっそり仕事しつつも)今日を過ごす。

 

またコロナが流行ってるので…という
建前で帰省をテレビ電話にするのを
すんなり受け入れてくれた義実家も、
短い正月休みに帰省するのが面倒だから
後で帰省したい、という本音を
聞き入れてくれる実家にも、大感謝だ。
こんな事ができるのは今年が最後だろう。
ごめんなさい、お正月が終わったら
手土産を豪華にして帰ります。