散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

頑張れない日のご自愛

「あ、今日は頑張れない」
って朝起きた瞬間に思う日があって、
それが今日。
頑張れる!って日もそうそうないけどさ。

電車で投資の本を読もうと開いたら
頭いてえ…となったりして
ほんとに頑張れない日だった。
めっちゃ読みやすい本だったけど
活字が頭に入らない。
土日で疲れが取れなくなってしまった。

このまま帰って寝て、明日も明後日も
同じように繰り返すのは避けたい。
どうにかしたくて
こういう疲れをナントカするやつ
前に本で色々読んだな…と思い出した
が、もはや読み返す事すらしんどい。

なんか、こういう時に効くんだけど
脳科学とかじゃなくて
もう少し癒やされる本ないかな…
と、あーでもないこーでもないと探して
出会ったのがこの本。

『万年不調から抜けだす がんばらないご自愛 』
(著: 竹内 絢香 , 監修: 鈴木 裕介)

「ご自愛」のメソッドが
ゆるーいマンガで描かれてるので、
活字すら読めない今、ありがたい!
ほんわかしたイラストが可愛くて
柔らかい色合いが目に優しい。

具体的な内容について、
読みやすいマンガやイラストの
次のページで心療内科医の解説が
しっかり書いてあるので
科学的な根拠もちゃんとわかる。
でもマンガだけでもキチンと入るので
頭にも優しい。

内容はややアッサリ目で
可愛い〜とか思いながら読んでると
するーんと10分くらいで読めちゃう。
充実の濃さを求めると「?」かもだが
疲れてる時に内容の濃いものを読んでも
消化不良を起こすので、これくらいが
ちょうどいい。

「ご自愛」の内容は割と基本的で
ゆっくりお風呂に入るとか
日光を浴びるとか
アロマなんかはよく知られているし、
そういうのが科学的に効くのは
前に読んだ
『医者が教える疲れない人の脳
「慢性疲労」を消す技術 』
(著:有田 秀穂)
という書籍にも書いてあったな、
そういえば。

でも、
しんどい状況をどうにかしたい時って
そういうのが頭から抜けてる
&思い出そうとするのも疲れる
&活字を読み返すのもキツいワケで
そんな時でもこの本、
読み返しやすさはトップクラスだと思う。

ハッとしたのは、
その基本的であるお風呂なんだけど、
心療内科医の解説で
「ぼんやりが結構大事」とあって
そういえば私、お風呂には入るものの
入っても考え事ばっかりで
「ぼんやり」「空白」みたいなのは
まったくなかったかも…。
この本では交感神経を「バトルモード」と
呼んでるんだけど、まさに最近の私は
常時バトルモードだったわね…
と、この本を読むまで気づかなかった。
そもそも「ご自愛」の観点がなかった。

そんな基本的なことも忘れてしまうくらい
疲れてる日は、その見落とした基本を
この本でおさらいするのがいいかも。

中身の易しさと見た目の優しさという
「やさしさ」が、今はとてもありがたい。
とりあえずこれ書いたらPC閉じて
お風呂でご自愛してきます。