散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

なぜ労働の労はいたわる意味を持つのか

休みの日だというのに仕事をしていた。
休日に仕事するなんて偉い!という声と
平日の内に終われないなんて
ちょっと無能なんじゃなーい?という声が
心の中でせめぎ合いながら、
マイペースに進められるこの行為が
たまーになら嫌いじゃなかったりする。
(よくない働き方ではある)

一段落ついてコーヒーを飲みながら
なぜ労働の労はいたわる意味を持つのか
とりとめのないことをぼんやり考えた。
本当にしょーもないし、答えが出ない
どうでもいいことなんだけど。
「労」:

①はたらく。仕事をする。骨折り。「労働」「勤労」
②つかれる。つかれ。「過労」「疲労
③いたわる。ねぎらう。「労来」「慰労」
④「労働者」「労働組合」の略。「労使」「労資」
出典元:漢字ペディア 労 | 漢字一字 | 漢字ペディア

①②が同じ字を用いるのはわかる。
働くことは疲れること、ということで
意味が近いというか繋がっているから。
どうして「働く」「労る」という
違う意味で、同じ字を使うんだろう。
というのも、ここ数日の私の中で
「自分を労る」というのがキーワードに
なっているのがある。

仕事のストレスで痛めた胃を労るために
温かいものを飲み、ホットミルクを飲み
というか牛乳をひたすら飲んでいる。
栄養のあるものを食べ、サプリを飲み
バスソルトやいい香りの入浴剤を集め
ストレッチを入念に行い…と
何がどこまで効いてるのかわからないが
とにかく模索しながら自分を労っている。
これはある意味、労働に対する労り
と言っていいだろうか。

労働とは職業としての仕事に限らず
家事や生活の営みもそうだと思っていて
全ての人が何かしら働いている訳である。

いたわる、ねぎらうという行為は
この働いたことに対する行為であると
考えると、「働く」と「いたわる」の
意味が繋がってくるだろうか。
労働する自己や他者を労り
癒やされた心身でまた労働する…という
生きる上の一つの循環になっているから
同じ字なんだろうか。

…と意味のないことをずっと考えていた。
頭が働いていないので
多分アホなこと考えてると思う。
書いているうちに頭が煮えてきたので
答えがまとまらないまま終わりにする。

自分の他にも休日にこっそりと仕事を
している人がいる。私はしないが深夜に
こっそり業務している人もいる。
そういった、自分の時間を削って
労働せざるを得ない同士たちに対して
労りの思いを改めて感じた
…って言っていいかはわからないけど、
とにかくみんなお疲れさま!とは思う。

思考がおかしくなってるなーと思いつつ
こんなしょーもない事を悩めるくらいには
まだ元気だな、と安堵している。
労の字にゲシュタルト崩壊を起こしながら
明日はダラダラして自分を労ろうと思う。
はー疲れた!