散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

本日のランチ:出雲そば

3月に出雲に行った時のお蕎麦が美味しくて、お土産に買っていた。
が!のんびりしているうちに賞味期限が切れてしまっていた。ショック!
いつの間にかドレッシングの期限が切れていたのとはワケが違う。

悲しいが捨てるのはもったいなさすぎるので、今日のランチは出雲そば
出雲そばの美味しさはつゆも大きいと思っているけど、付属のつゆは期限がセーフ!よかったー

本当は出雲で食べたように割子そばで食べるのが良いんだろうけど、普通にざる蕎麦で食べる。
あちらでは紅葉おろしを添えていたけど、家になかったのでワサビと刻みのりで。

東日本で生まれ育ったけど、つゆの好みは西日本だなとつくづく思う。
「甘い」というより「角のない」「まろやか」に感じて、一口、もう一口とお蕎麦がすすむ。
キリッとした、と称される江戸前のつゆも嫌いじゃないけど「あー美味しかった」とより思えるのは甘めの西日本なのよね、とか思いながら食べ終わる。期限切れでも美味しくいただきました。

このところ仕事のストレスで、気持ちに重力というか重圧がのしかかるような感覚があったので、今日は飲むわよ!という気持ちで朝から晩酌の準備をしていた。
夕飯の準備は昨日のうちに粗方やっておいたので、気が楽。

お蕎麦を茹でるのと並行して、長ねぎを刻んでごま油でカリカリになるまで熱する。
これが最近のブーム。
生のねぎが緑がかったきつね色になり、煮詰まった飴色になる頃にはいい匂いがしてくる。のをジッと無の境地で見つめる。
たまーにラーメン屋さんの薬味にもあるんだけど、このカリカリのねぎ油を厚揚げにのせてこれまた出雲土産のお醤油を垂らすと、ご飯に抜群に合う。
ご飯に合うものはお酒にも合うので、おかず兼おつまみにする。
カロリーは白米を減らせばいいや、と雑に考える。

お土産で買った出雲のお醤油。正確には刺身醤油なんだけど「甘口」とパッケージにあるように関東のお醤油とは全然違う。
いつものお醤油より真っ黒でトロッとしていて、何かのソースみたい。
で、やっぱり「甘い」というより「まろやか」って感じでとても美味しい。
蕎麦つゆもそうなんだけど、最初は「まろやか」で噛むほどに「甘い」と感じるその微妙な変化も美味しくて、刺身だけでなくついつい色んなものに使ってしまう。
これは出雲特有なのかな。それとも西日本の調味料って全部こうなんだろうか?
あちらの調味料も揃えて、気分によって東のものと使い分けたくなる。

家の晩酌はだいたい焼酎を飲んでいて(最近はビールも好き)、夏になると鍛高譚ソーダ割が美味しくて仕方ないので、1.8リットルの紙パックを買ってある。
ビンだと重いし飲み終わった後のゴミが面倒なので、霧島系も雲海も全部紙パックにしている。オンライン飲みでこれを見せると割とウケてもらえるのが密かに楽しい。
最近は1週間〜2週間に一度くらいしか飲まないからあんまり気にしてないけど、これがハイペースになったらアル中まっしぐらだろうな、と心の隅で思う。

鍛高譚桃屋の花らっきょうを合わせると最高に爽やかで、いくらでも飲める。
気づいたら7月…なのはいいんだけど、今年が半分終わってたという事実もなんだか重力のような気の重さがあって、つい人生の答え合わせをしては沈みがちになる。

ので、とりあえず今日は飲む。飲まないとやってられない、って表現はまさにそれ。
前にお酒は毒にも薬にもなるので飲み方を考えないといけない、って日記を書いて今もそう思っているけど、今日のお酒は薬です。
この日記を書いたらカロリーの分運動で汗を流してゲームして早めにお風呂に入って、夜はカリカリの厚揚げと花らっきょうと適当に缶詰とかで飲むんだ。
明日会社行きたくないな。