散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

本日のランチ:白米と大根の味噌汁

目が覚めて「今日は土曜日か」と気づく寝覚めが一番好きで、その次が「今日は日曜日か」と気づく瞬間。
今日は日曜日なので二番目に嬉しい寝覚めではあったけど、今日で休みが終わるのはやっぱり早いなと思う。気づけば1月も過ぎ去って2月に突入してしまった。

冬の大根ってなんでこんなに沁み入るんだろうって思う時がある。冬以外でもごま油でしっかり焼き目を付けた炒め物なんかは美味しいんだけど、冬に汁気のある煮物や味噌汁で出汁を染み込ませた大根には癒やしの成分が入っていると思う。
昨日作った大根の味噌汁が残っていたので、今日は炊きたての白米と大根の味噌汁。

炊飯器が鳴った瞬間に準備をして食べる。ほこほこでトロトロの分厚い大根とじゅわっとした油揚げが甘くて美味しい。二日目の味噌汁は風味が劣ると言われるけど、個人的には充分に好き。ちょっと煮詰まって味が濃くなったのを白米に合わせるお行儀の悪いグルメは家でしか楽しめないと思う。
質素ながら「体に優しいもの食べてるな」っていう気分も、栄養の一つに感じる。

ここ数日の平日に比べたらグッと気温が下がったこの土日は無性に具だくさんの味噌汁が食べたくなって、今日もつみれの味噌汁を作る。
椎茸舞茸ねぎ玉ねぎごぼう大根をコロコロした四角状に切ってフライパンで炒めると、茸とごぼうの香ばしい香りが野菜に移るのが好き。寒い日にはながーく鍋の前にいたくて念入りに熱してしまう。茸を炒めると旨味がギュッと濃縮されて、噛みしめると歯ごたえと旨味が幸。

ここにも大根を入れて、玉ねぎ大根で根菜の甘みを加えるとグッと味噌汁が冬の味になる。ゴロゴロの大根に和風出汁が染みたのってずっと食べていたくなる。
フライパンから大きめの鍋に移して出汁と豆腐とつみれを入れてぐつぐつ煮込むと、あぁ冬だなって思う。
やっぱり寒い日は醤油ベースの味よりも味噌を求めてしまう。アッサリよりもほっこり的なやつ。

年が明けてから趣味の時間は日記でも感想でもない書き物をしていて、頭の中がずっとそれで満たされている。読まれない評価されないひたすら自分の稚拙さや未熟さを突きつけられるのに、それでも楽しい。自分の求める「質」に自分の技術を追いつかせようと試行錯誤するというか、ただひたすらに己と向き合うような時間に感じる。
この楽しさには気力と体力が必要とわかったので、熱が冷めたら一気にやらなくなると思う。なので熱のあるうちに心ゆくまで楽しむ。

年末に買ったポケモンのソードもチマチマ進めているけど、去年がっつりハマったBW2ほどの熱はまだない。まだ序盤なのでこれからハマる可能性もなくはないけど今はそうでもなくて、そういえば去年とは趣味が変わったなと思った。一昨年と去年も趣味が変わったので、大体一年くらいで変わっていくんだろうか。
でも頭の中が趣味で満たされるのは、仕事や職場の事を考えるよりもずっと良い時間だと思う。解決策もないのに平日の事を考えるよりもずっと意味がある。

今日はこの後で温かい飲み物を入れて好きなことができる。コーヒーにするか日記祭で買ったハーブティーにしようか、東方美人茶にするか。
窓から見えるどんよりとした曇り空に、温かい飲み物って合うと思う。