散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

本日のランチ:明太子ご飯

「良い連休を!」と末尾に付けた業務メールを飛び交わし、なんとか四半期決算月を終わらせたのが金曜日。すごく仲の良い関係でなくても、薄くとも良好に業務のやり取りのできる人にはたまにこういう一文を付けたりする。
こういった「良い連休を!」や「良い年末を!」のやり取りが好きで、相手からも返ってくる「良い連休を」の一文を見てほっこりするところから連休モードが始まったりする。

休みに入るなりさっそく夫の実家に帰省をし、サッパリした気分でマッサージに行き焼肉を食べたのが昨日まで。今日は私の勤める会社は休日なので、夫が出社した後の一人ランチはスーパーの明太子と炊きたてご飯をキメる。
なんてことない普通のスーパーの辛子明太子なんだけど、たまに無性に食べたくなって午前中にご飯を炊いてハフハフと頂くのが好きな時間だったりする。一人で食べる明太子とご飯だけの質素なランチが、貴重な充電時間になる。

連休は都内の範囲でお出かけはするものの泊まりの旅行はしないので、やりたい事として牛すね肉をコトコトコトと下茹でした煮込み料理を作りたかった。ので今まさに作っている。

前回はビーフシチューにしたが今回はビーフカレーにしたい。定期的に牛すね肉を煮る日記を書いているので前回の日記を見返すと、前回はクリスマス料理で2割引の黒毛和牛を750グラムも煮たらしい。今回は普通のすね肉を500グラムです。

前と同様にフライパンみっしりに詰めた肉にクレイジーソルトをまぶして焼くと換気扇の下だけバーベキュー。12月の時より気温は上がっているものの、これはこれで夏のバーベキュー感があって良い。肉とスパイスとハーブの匂いとジュー…という音、いいよね。
焼くと肉が反ったので筋は多いんだと思う。でもこの筋をコトコトコトコト下茹でして煮込むとトロトロになるのを私は知っている。ので不格好に焼ける様も楽しみが増した。

焼き目を付けたら水から茹でるのがポイントらしいので昼からずっと茹でている。一度水を換え、水と酒とローリエでひたすら茹でる。茹で始めてから既に三時間が経過し、ゴロゴロした塊肉の至るところに透き通る筋がトロトロとコラーゲン状になっているのが見えて、美味しい時間が約束された気がした。部屋を歩く時にフワッと香草と肉の香りが湯気に溶け込んでいるのを感じて、一瞬幸せな気分になる。

この後にコンソメと少しのワインで煮て、一晩寝かせたら明日はカレーに変身する。マッシュルームと舞茸と玉ねぎだけのシンプルな具のカレーは辛口スパイシーにしたい。デミグラスソースをちょこっとだけ入れてあとはルーでなくカレー粉だけにしたいんだけど、加減を間違えると欧風でもインドでもない微妙な立ち位置のカレーになってしまうので、そこだけが不安ではある。

都内のお出かけは新緑の空気を浴びたくて緑豊かなところを計画しているけれど、それ以外のインドアな休日はこうして料理をして家事をして創作をしてゲームをして、存分に充電をする。4月はなんだかんだ疲れたんだなぁ…というのを休みに入ってから実感した。充電したら行きたい所リストも更新したい。