散文録

つらつら書くのが楽しい。日記・作品の感想など

本日のランチ:秋の味覚の炊き込みご飯

秋はゴボウとキノコが美味しい。好きな具材を入れて炊き込みご飯を作った。
舞茸と干し椎茸、鶏挽肉とゴボウと油揚げを入れて炊くだけの簡単なやつ。

ゴボウは歯ごたえを感じたくて、ささがきより少し厚めに切った。
生姜を加えて炒めた鶏と舞茸とゴボウに他の材料を入れて煮るんだけど、干し椎茸の出汁に加えて昆布出汁と鰹出汁を入れて旨味をかけ合わせるのが好き。醤油とみりんをどんなに適当に入れても美味しく仕上がる。
冷めたらお米と一緒に炊飯器で炊くだけなので、楽にできるのが嬉しい。

たまに夏でも作るけど、炊き込みご飯はやっぱり秋から冬の寒い時期が美味しい。椎茸や舞茸を噛みしめると何種類もの出汁がじゅわっと溢れる感覚を、ずっと感じていたい。
ほっこり立ち昇る香りと、キノコの旨味とゴボウの歯ごたえに季節を感じる。なんとなく気温が高いとこれが暑苦しく感じるんだけど、今の時期にはちょうど良い。
昨日の夕飯に作った残りを、今日のランチにした。

ほっこりに満足したらスパイシーなものが食べたくなるので、今日は朝からスープカレーを作った。ほっこりの滋味とスパイシーの刺激を行ったり来たりしている。
人参・ズッキーニ・ピーマンの他に、少しだけ秋に寄せて鶏団子とゴボウも入れてみた。ここにも舞茸を入れる。

具は全て別のフライパンで焼き目を入れるんだけど、ゴボウも舞茸もオリーブオイルと土を感じる香りのブレンドが香ばしくて、ずっとフライパンの前にいた。
秋は松茸の香りが良いと言われるけど、私は舞茸に焼き目をつけた時の香りが一番好き。大きめに手でほぐしてじっくり焼く。

スープカレーの決め手は焦がしバジルと聞いてから、バジルを家にストックしている。
フライパンで炒った乾燥バジルは、枯葉色から黒に変わるあたりで香りも変わるので面白い。
根菜がゴロゴロしてるので滋味深いんだけど、そこにスパイスを入れて更に美味しくなる。肌寒い時期も夏とは違った辛さの楽しみ方がある。

 

先週も先週で詰まっていた。そういえば平日は四日間だったな、と今になって気づいたくらいにはみっちりしていた。
週の半ばの会社の飲み会で体育会みたいな飲み方をしてしまったせいで、余計にしんどかった気がする。自分のペースで飲めない飲み会は好きじゃないんだけど、顔と名前と良くない評判しか知らないお偉いさんと飲むには"そういう"飲み方が最適解だと身に染みてしまっているのが良くない。

神経がすり減りがちな一方で楽しいことを楽しむ気持ちは残っていて、ポケモンのブラック2に今更ながらハマっていたんだけどホワイト2もやりたくなって買っちゃった。
BW2の良さはクリア後のやり込み要素ではあるんだけど、私はBW2のストーリーが大好きなのでストーリーを周回したかったのと、街や道路やBGMが違うのでその違いも楽しみたかった。
amazonで中古を取り寄せたんだけど、ストーリーとかの内容は知ってるのに届くまでワクワクしてて自分でもなんかおかしかった。でもこのワクワクが栄養になる。
BW2をやった辺りで完全にBGMの良さの虜になってしまったので、在宅で聴ける時には他の世代の曲も含めて何度も聴いていた。多分そのうちサントラを買う。

 

ちょっといいチョコレートを買って、コーヒーや好きなミントティーと一緒にお茶の時間を充実させたりしている。それからBW2の世界に入って、あのセリフが良いこのサウンドが良いと頭の中を満たしたりしている。
本当に頭や精神がつらい時は楽しいことが楽しめないので、今は楽しめてるから大丈夫。と自分のバロメーターを気にしながら休日を過ごす。

たくさんスープカレーを作ったので、明日も仕事が終わったら美味しくて栄養のあるものが食べられる。幸の時間を確保しておくことが、しんどい時期を乗り切るひとつの秘訣かもしれない。